Complete text -- "都市のカラス対策は、「ドンキホーテ」が鍵?"
09 November
都市のカラス対策は、「ドンキホーテ」が鍵?
先日、都市域に生息する動物の研究をしている人の講演(人と動物とが係わる上での問題)を聞く機会がありました。都市で問題になる動物と聞いて、すぐ頭に浮かぶのは・・・カラスですね(@東京在住だと特に ^^;)。
ゴミ集積場を荒らしたり、巣立ち期に雛に近付く人間を襲ったり、一旦いじめると、執念深く追いかけられたり、と、色々悪いイメージが定着しているのは、もはや言うまでもないでしょう。
私は今の所、こいつらと火花散らすことなく生活していますが、ゴミ集積場にゴミを出しに行った時、2mと離れていないブロック塀の上で、逃げずにじっととまってる奴がいたりする時は、ちょっと緊張します。
まあ、そっちに顔を向けるふりをする(目線は外す。目が合うとヤバそうなので)と、ビクッと逃げ腰になるので、まだ私のほうが優位な存在と認識されているようですが・・・。
さて、カラス問題で、最も目に付くのはゴミ集積場を荒らす行為でしょう。私も日常的に、ゴミ袋をつついている個体を目撃しています。
聞いた話では、カラスは半透明のゴミ袋から、赤い色(肉の色)が見えていたら、それを集中的に狙うそうです。
東京都指定ゴミ袋は白く、確かに赤い色は目立って透過して見えます。カラスが狙いをつけるのも良くわかります。
で、近年、カプサイシン入りの白ゴミ袋を使って見たところ、ゴミ荒らしがなくなった、という研究があるそうです。
カプサイシンは、最近よく聞く、唐辛子の辛味成分ですね。生物の粘膜に触れると、痛覚を伴う刺激を与えるため、多くの動物が敬遠する物質です(最近流行りのクマ撃退スプレーも、これが主成分です)。人間は、何でか、好んでコレを食す個体も結構いるという、かなり変な動物です。
とまあそれはさておき、そんなに効果があるなら、すぐにも実用化すればいい、と思う所ですが、現在の製造技術では、カプサイシン配合ゴミ袋の価格は、通常のゴミ袋の数倍になるとか(うぐっ・・・ちょっとそれは・・・)。
もっと安くなるなら、実用化されてほしいと思いますが。
で、もうひとつ、面白い対策方法として紹介されたのが、半透明でも黄色い袋に入れてゴミを出すことです。
カラスは視界の中で、黄色に特に敏感な(というか、感応性が人間と違う)ため、黄色が蛍光色に見える(?)か何かで、半透明でも黄色い袋は、中を透かして見ることが出来ないそうです。
しかし、黄色い半透明の袋って言われても、簡単に手に入るわけでは・・・。
あっ!
「ドンキホーテ」の買物袋があるじゃないか!(爆)
あれは黄色いし、半透明だ!いいんじゃないか、もしかして!
そんなわけで、安売王の「ドンキホーテ」が、東京のカラス問題の解決に貢献するかもしれません!(笑)
ただ、カラスをなめてはいけないのが、一度でも黄色い袋の中に餌があると知ってしまったら、それ以降は全く意味がなくなるそうです。
場当たり的な対処だけでなく、ゴミの出し方を適正にするとか、そういう努力が必要だって事ですね。
ちなみに、黄色い袋の話は先日、テレビ番組でも扱っていたのだそうです。
皆様、ご覧になりました?(私は見てないです。残念ながら!)
21:34:58 |
yo-ta |
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