Complete text -- "今年の奥多摩の山岳事故状況。"
27 December
今年の奥多摩の山岳事故状況。
同じアパートの学生達の中には、既に帰省の途についた人もいるようで、今夜はやけに静かです(^^;)。いつもはもっと、ドンドンという音や、階段を上り下りするカツカツという音が聞こえる物ですが・・・。
まあ、こちらも明日で御用納め。
そしたらやっと、年末の休みに突入です。
という所で本題です。
まだしばらく、こちらのブログの更新は続けますが、そろそろ年末という事で、今年一年間のうちに、奥多摩で発生した遭難事故の状況(奥多摩VCホームページで公開されているものに限り)を振り返ってみました。
事故の状況は、(公表されている限り)27件で、死亡事故5件、重軽傷あわせて16件と、無傷で救助された例がほとんどありません。
また、死亡事故のうち、2件が同じ山、天祖山で発生したようです(道迷いと、滑落)。
天祖山は、私は途中敗退経験しかありませんが、登山道よりも、交差する廃道(都の水道局の旧巡視道。現在は日原林道を使うらしい)の方が立派な場所があったり。
下りでルートを見失いやすい、枝分かれが多い尾根筋(しかも、そこから小さな祠に伸びる枝道が伸びていたりする)があったりして、事前にルートを確認していても混乱して、途中の神社までついた時には、「もういい、出直そう」と思ってしまったような山でした。
また、そこで発生した事故のうち、滑落事故の件は植物調査中に起きた事故という事もあり、私が以前から親交を持っていた自然環境調査員さんから、(伝聞情報として)そこそこ詳細な話を聞くことができましたが・・・。
私も色々な自然環境調査の現場を見たことがある(正確に記録を取るために、どうしても道のない場所に踏み込まざるを得ない)だけに、何とも言えない気分になりました。
今年、犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、これからスノーハイクや「初日の出登山」に向かう皆様。
今年の冬は、ご存知のとおり、とてつもなく厳しいようですから、十分にお気をつけて、と願うのみです。
(で、年初には色々、土産話を聞かせてください)
23:50:42 |
yo-ta |
|
TrackBacks
Comments
コメントがありません
Add Comments
トラックバック