Archive for 02 October 2004

02 October

iPod miniに関するかも・・・って実際関係している話 Part 2

 長いタイトルですんません。
 Linklogの新着で、ちゃんと表示されるのか?(^^;)

 それはさておき、またいらぬ散財で、iPod mini用のヘッドホンを買ってしまいました・・・。
 今まで使っていたのは、AIWAのHP-V171です。値段の割に良い音を出すということで評判のモデルで、私の満足度もなかなか高いものでした。

 しかし、私の耳ではアームを前方に突き出さないと安定しない装着感は、どうにかしてほしいところです。
 また、上から軽く押さえないと、私の好みの感じの音にならないことから、インナーイヤー型のほうが好みに合ってるのかと思い、本日、ヨドバシで(インナーイヤー型では最も安価な^^;)AIWAのHP-VX101を購入。
 帰ってからWebで評判をみると・・・でかすぎて耳にはまらないだの、高音がこもるだのなんだので、はっきり「糞」とまで書いてあるのをみて、乾いた笑いが漏れてしまいました。

 気を取り直して、iPod miniで使ってみると・・・言われているほど悪くないと思いました。
 確かに、高音はこもる感じがありましたが、金属的なギンギン音が苦手な私には、逆に好都合。低音はしっかり響いてくるので、私の好みの、脳に直接響く(耳道に響く)感じも良く出ています。
 装着感も、私の耳の穴はでかいのか(^^;)、ちょうどいい感じです。

 これで、コードが白かシルバーなら・・・というところではありますが、そこまでこだわりたいときは、V171に戻せばいいだけだ、ということで、しばらくはこれを標準に使おうと思います。

 で、ついでと言うか、なんと言うか・・・。
 クリスタルジャケット(iPod mini用ハードケース)が手元に転がってるのは何でだ?(爆)
19:49:20 | yo-ta | | TrackBacks

この植物は、本当に環境に優しいのか?

今日は、かなり重い話になります。

 つい先日、仕事で訪れた関東某所の現場で、見たことがない花をつけた植物を見かけました。
 葉の形が掌状で、「まさか、"悪い草"?」なんて驚きましたが、同行していた植物の専門家の方に、これがケナフだ、と教えていただきました(日本で今、開花しているのは早いらしい)。
「悪い草」方向は杞憂でしたが、なぜこれがここにある、と、別の方向から憂慮すべきことではないか、という気持ちが湧き上がってきました。

 ケナフは一時期、新しい植物資源(紙パルプ材料)として注目されていたため、その時のイメージから、一般には「環境に優しい」植物だと考えられているように思います。
 ここで先に言っておきますと、私はケナフの紙パルプ材料としての有用性は否定しません。しかし、「環境に優しい」というキャッチフレーズには、強い疑念を持つ人間です。
 アンチ的な、盲目的反対ではなく、「当初の導入目的と方向性が違うから、話がややこしくなっている。何とか是正すべし」という考えだ、といえばよいでしょうか?
 それをベースにはっきり私の考えを言いますと、ケナフの植物資源としての可能性は否定しませんが、「環境に優しい」というフレーズは、科学的な根拠に乏しく、商品に付加価値をつけるための商業的なイメージ戦略でしかない、という形になります。

 その理由については、長くなるので[more...]以降で書きましょう。
 興味のある方は、下の[more...]をクリックして先に進んでください(ただし、かなり長いです)。

 とりあえず、私は日本に本来ありえない植物を人為的に持ち込み、「環境に優しいから、庭に、広場に、公園に、河川敷に、どんどん植えて!」といって無差別にばら撒くのは、本当に環境のことを考えている人なら、絶対にありえない行動だと思います(生態系のかく乱という、致命的な環境影響をもたらすため)。
 今のように無作為にばら撒くのではなく、何らかの計画性をもって、「作物」として普及させていった方が、産業における「材料」としての価値も理解されやすかったでしょう。
 一体、どこでこんなややこしい話になってしまったのでしょうか?

 ちなみに、ケナフは平成14年に、環境省が発表した「移入種(外来種)への対応方針について」の中で、「移入種」としてリストにあげられています。
 また、同方針の中で、ケナフは今後、「日本の環境においても影響を及ぼす可能性がある種」として着目されています(下のURLの本文内、表1−1参照)。

http://www.env.go.jp/nature/report/h14-01/index.html

 これより新しい知見があるかもしれませんが、専門家の間では、少なくとも「日本の環境に対して、まったく無害」だとは考えられていないことは事実です。

 ケナフ栽培を推進している団体の皆様は、この環境省の意向をくみ取り、栽培を推奨すると同時に、正しい栽培方法の指導(生態系への分散を防ぐための方策の指導も含めて)を行うとともに、可及的速やかに、栽培された植物体を有効に活用する産業システムの構築を行う必要があると思います。
 でなければ、健全な産業としての発展もありえない話になるでしょう。
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08:30:00 | yo-ta | | TrackBacks