Archive for 03 April 2005

03 April

水の話

 現在、多忙期の疲労回復中により閑話休題、ということで、今回は私が山で飲む水についての話です。

 普段、私が山で持ち歩く水は、ペットボトル入りのお茶(1Lボトルを2〜3本)です。
 途中の水場での補給なども考慮して、当初持込量を調整していますが、夏場はできるだけ多量を持ち歩くようにしています(脱水症状で死ぬかと思ったことがあったため)。

 なお、私は「水」の好き嫌いが、結構激しいです。具体的には、硬水は体がまったく受け付けません。
 よって、市販のミネラルウォーターは、「天然水」系やvolvic、Crystal Geyserなら飲めますが、Vittel、Evian、海洋深層水などは、口に入れた瞬間、石灰やにがりの味と香りが吐き出したくなるほど強く感じられ、とても喉には送れません。
 ついでに言うと、VittelやEvianで割った焼酎やウイスキーも、石灰臭くて飲めません。
 こういう話を周囲にすると、「たかが水にそんな反応をするなんて異常だ」と変な目で見られることが多いですが、好きでやってるわけちゃうわい!という反論は、見事にスルーされます。
 花粉症みたいなアレルギー同様、こういうものは「そうなってる人」以外には、なかなか理解してもらえないことなのでしょう。

 でも、おかしいと言われても、本っ当にダメなものはダメなんだから仕方がありません。
 これは、どんなに喉が渇いていてもそうなるので、気持ちの問題だとか、そういうものでもありません。

 例えば、一昨年ぐらいの夏、一度だけ、コンビニにそれしかなかったので、硬水系のミネラルウォーター(Evianだったかな?)を持って山を歩いたことがありました。山の中を歩いていれば、喉の渇きは超強力なものになるので、さすがに硬水でもグイグイ飲めるだろう、と思ったわけです。
 暑い日だったため、当然喉が渇きに渇き、休憩中に硬水をグイッと口に流し込んだら・・・あまりに強烈な味と臭気に、思い切り吹き出しました(大マジ)。

 何だか普段の数倍、強烈な石灰臭と石灰味が感じられ、口の中がヒリヒリします。渇いていたので、水に対する感受性が強くなっていたのでしょうか?とりあえず、私の感覚では、とても飲めたものではありませんでした。
 ただし、勢いがついていたので、最初の一口分くらいは喉をとおりましたが・・・通ったあと、喉がウエッと裏返ってくるような、食道の繊毛がもつれて絡まっているような、痰が全体にニチャニチャ絡んでいるような、とにかく不快な感じが強く残り、10分ほど後には激烈な腹痛が襲ってきて・・・。
 その後は、かなり悲惨な下山路を辿ることになったのは、言うまでもありません。

 それ以来、私はどんなに喉が渇いていても、硬水は絶対に飲まないことにしています。
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21:19:00 | yo-ta | | TrackBacks