Complete text -- "渡り蝶、アサギマダラが、山形〜奄美大島間を飛んだ!"
07 November
渡り蝶、アサギマダラが、山形〜奄美大島間を飛んだ!
秋〜年末頃の風物詩(?)である首都高速の集中工事が始まったようで、ウチの会社の正面にある首都高の高架橋も、工事騒音がすごく賑やかになっています。ていうか、私の部署のあるフロアって、高架のデッキとほぼ同じ高さなので、作業が始まると窓ガラスを通して「ドガガガガッ」という音が響いてきます。
「安全のため必要」な工事なのはわかりますから、さっさと終わらせて、別の区間に行っちゃってください。
そういえば、今日の関東地方。
日中の最高気温が24度って、季節は一体いつですか?
では本題です。
このブログでもたまに話題に出している、渡り蝶、アサギマダラが、なかなかすごい記録を作ってくれたようです。
チョウ「アサギマダラ」が山形〜奄美大島間飛ぶ(Yahoo!ニュースから)
これまでにもこのチョウは、箱根〜八重山諸島など、とんでもない距離の移動を見せてくれていましたが、今回は山形〜奄美大島間での移動が確認されたそうです。
ちなみに、アサギマダラはアゲハチョウくらいの大きさをしており、日本に生息する昆虫の中では大型の部類になります。
しかし、大きいとはいえ、昆虫。
羽を除いた体の大きさは、オンブバッタのメスと同じか、ちょっと大きい位でしかありません。
今回確認された個体は、そんな小さな体で、距離にして1,700kmを約2ヶ月かけて飛んでいったわけです。
いやあ、やはり凄いですね、このチョウの渡りのスケールは。
なお、アサギマダラの生態については、「幼虫がガガイモの仲間の葉を食べる。長距離の渡りをする」という基礎情報以外の事については、はっきりわからない事が多くあり、秋の渡りのルートにしても、北日本から沖縄まで行ってしまう連中もいれば、関東発で伊豆あたりで渡りをやめてしまう連中もいるそうです。
(逆に、春の北上ルートも謎だらけ。しかも、それぞれ違う世代が北上・南下の渡りをするのだが、いつそんな習性を学んでいるかも不明)
現在も地道にマーキング調査によって、渡りルートや中継地、産地ごとに渡って行く先の相違があるかどうか、などのデータ収集が続けられていますが、なかなかその全容が解明できない、謎の多い虫です。
あ、ちなみに、自分もマーキング調査に参加してみたい、という皆様。
チョウはとてもデリケートな昆虫です。
我流で乱暴に扱うと、チョウを傷つけたり、極端に弱らせたりして、渡りをはじめる前に死なせてしまう事にもなりかねません。
できれば、最初に専門家の指導を受けてから行うようにしてください。
22:54:00 |
yo-ta |
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