Complete text -- "奥多摩のスギの木に残る深い傷。これをつけた犯人(犯獣)はクマ?シカ?"

27 October

奥多摩のスギの木に残る深い傷。これをつけた犯人(犯獣)はクマ?シカ?

 お前の文章は、無理にネタを作って書いている時と、書きたくて書いている時の差が激しい!
 と、図星なツッコミをメールで入れられました。

 やっぱ、ばれてますか〜(^^;)。
 無理に書いている時は、アクセス件数も目に見えて落ちますからね〜(^^;)(^^;)(^^;)。

 ちなみに、昨日のネタは、無理にふり絞って書いてます()。
 書きたかったのは、COOLPIX S4のキャップが、映画ショートサーキットのナンバーファイブ(ジョニーファイブ)のアイカメラを思い出させることだけです(←待て)。

 では本題です。
 「表」のColumnのコーナー、10/23日付で、「ツキノワグマの爪痕」として公開していた画像がありました。

クマの爪痕?それともシカの角研ぎ痕?
これがその画像。

 スギの樹皮が、3〜4本の平行線になる傷でザクザクに裂かれ、樹液がダラダラ流れている。
 なお、2枚の画像は、それぞれ同じ樹木の表裏反対側。

 ちなみに、2枚の画像の撮影場所は、東京都内でわずかに残されたツキノワグマの生息地である奥多摩町〜檜原村の町村境近くです(奥多摩湖南西側の、イヨ山〜ヌカザス山間の尾根上)。
 撮影当初は、傷の形状や木の太さ(直径30〜40cm程)から、ツキノワグマの仕業だろうと思っていました。
 で、これを例によって哺乳類に詳しい方に見ていただいたところ・・・。

 「クマの爪より、シカが樹皮を剥いだか、角を研いた痕跡に似ているなぁ・・・」

 という感想を頂きました(はっきりした判断は、実物を見ないと難しいとの事)。

 この画像を撮影した地域には、ツキノワグマだけでなく、最近は奥多摩湖を越えてニホンカモシカやニホンジカも版図を広げてきている(環境が良くなったためでなく、奥多摩湖北側で餌不足が深刻になったために、やむなく南下してきている)ことが知られています。
 また、ツキノワグマがこういった樹皮剥ぎを行うのは、初夏〜盛夏の入口くらいが主で、秋にはかなり珍しくなる(この傷からは樹液がダラダラ流れており、極めて新しいと考えられる傷だった)ため、時期的にも外れていないか?ということでした。

 なるほど〜。こういう事を聞くと、シカの角研ぎ痕だったのか、とか思えてしまいますね。

 しかし、この痕跡は見事に上下方向だけに傷が走っていること。
 傷の多くは、3〜4本の平行線が組になっていること、という2点が、シカの角研ぎ&樹皮剥ぎ痕とは異なっています(シカの場合、上下だけでなく斜めにも傷がつくし、平行線のパターンがあまり残らない)。

 う〜ん、犯人(犯獣)は、一体何なのでしょうか?

 「本気で知りたいなら、写真だけでは判断つかないから、もう一回、詳しく見てくるのが一番だね」

 と、ご指導いただきました。まあ、確かにそうですね。

 しかし、現地は・・・。
 両側が切り立った痩せ尾根ありぃの、ザレザレで滑る超急登ありぃの、とにかく物凄い場所なので、そんなに何度も行きたいとは思えず・・・(^^;)。

 というわけで、「謎でも別にいい」ってことで終了っ!

22:00:00 | yo-ta | | TrackBacks
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