Complete text -- "VICS対応カーナビは、確かに賢いのだが・・・。"

20 March

VICS対応カーナビは、確かに賢いのだが・・・。

 ハリウッドリメイク版「南極物語」を見ても、涙を流さなくて済む方法。

 イヌ達が登場するシーンでは、脳内でスクリーン上に「オレはやるぜ オレはやるぜ」の文字を乱舞させる。

 映画に登場する犬種が犬種だけに、「動物のお医者さん」という漫画を読んだことがある皆様なら、確実に泣けなくなるでしょう(笑)。
 あ、もちろん、リメイク版の製作元が「ディズニー」ゆえに想定される「ラストの改変の度合い」が、あまりに「ディズニー」だった場合、その文字は「オレはやったぜ!」ではなく、「オレはやりたりないぜ!」にすり替えましょう。

 では本題です。

 現在、多忙期最後の嵐が吹き荒れている真最中です。
 そして今日は、仕事で早朝(ほとんど夜明けと同時)から千葉に行っていました(例によってレンタカー使用)。
 早朝に首都高〜京葉道経由で千葉入りし、夕方に逆走で東京に戻るというスケジュールでは、高速を走っている時に、いちいち「向かい日」になって眩しい・・・という所はさておいて。

 今日は飛び石連休の中日+夕方に首都高上で事故が多発したためか、帰り道、錦糸町から先が大渋滞。
 京葉道市川出口をパスした先、錦糸町出口の分岐から首都高の料金所を経て、箱崎JCTに至るまでの所要時間が、1時間半(大爆)。
 (ちなみに、空いていれば20分もかからずクリアできる場所)

 しかも、この先予定していたコースが、軒並み渋滞という道路情報をFMで聞き、さすがに神経が持たなかったので、レンタカーのナビについていたVICSと連動したリアルタイム検索を起動し、渋滞回避ルートを探しました。
 すると数秒で、首都高を進むより30分短縮できるコースがヒットしたので、箱崎から下道におりて、そっちを進むことにしました。

 いやあ、最近のカーナビは、GPSに加えてVICSに対応してから、ずいぶん賢くなったものです。
 網の目のような都内の道路から、空いているルートを数秒でササッと検索してくるのですから。

 というわけで、箱崎から会社の馴染みのレンタカー屋のある新宿方面までは、ナビに従って「新富町〜銀座〜日比谷〜三宅坂(国会議事堂前)〜半蔵門〜麹町〜四谷〜新宿」という、「都心部ど真ん中という表現が当てはまりすぎるほどの、都心部ど真ん中」を抜けて帰って来ました(核爆)。
 (そんな地名を出されても、都内の地理はわからん、という皆様。山手線が一周する内側を、皇居の南をかすめて真横に突っ切ったと考えてください。ど真ん中すぎますって --;)

 しかも、そんな「教科書に写真入りで採用される」ほど典型的というべき「都心部ど真ん中」で、夕方の交通ピーク時に空いているルートを選んでいる訳ですから・・・。

 抜け道にも限度ってものがあるだろッ!

 と、世界の中心で叫びたくなるような道を走らされた訳です(泣)。

 どんな道かというと・・・どこかの倉庫街の裏みたいな場所とか、恐らく鉄道の下を潜っているに違いない、という、やたら天井の低いアンダーパスとか、車体を壁に擦らずに走れたのが奇跡というレベルの細い道(ミラーたたんでギリギリ・・・)とか・・・。
 普段、あまり運転しない私はさすがに途中でリタイアし、三宅坂近くで運良く甲州街道に差し掛かったので、さっさとその流れに乗って新宿方面に向かいました。
 いくら混んでいても、大通りの方が何倍も走りやすいですからね(とはいえ、都心部名物の「無茶割り込み」を受けたり、こっちも食らわしたりを繰り返すのは、それはそれで神経が磨り減るんですが)。

 それにしても、どんな世界だよ!都心部裏道ッ!と、マジでそう叫びたくなりました。

 それ以前に、ナビメーカーに向かって、 製品の賢さはホドホドに抑えろっ!と叫びたくなったのが、今日の体験を通して感じたことです(いやマジで)。
23:10:00 | yo-ta | | TrackBacks
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