Complete text -- "セカンドバイクの納車が完了!輪行使用が前提の車体です。"

08 July

セカンドバイクの納車が完了!輪行使用が前提の車体です。

 メールをチェックしたら、ウイルスメールをブロックした、というプロバイダからの連絡が来ていました。

 一時停止中、との事でしたが・・・差出人は、どう見ても迷惑メール送信者・・・。
 永遠に停止してもいいです(ってーか、是非そうして!)。

 では、本題です。
 最近やたら多い「やってもーた」報告の中でも、今回はかなり大物の「やってもーた」報告です。
 6月11日付で、ドサクサ紛れに到着を予告していたセカンドバイクが、ようやく納車されました(頑張ってる自分へのボーナスだぜっ!)。


えあふれーむ!
英国製の折り畳み自転車 「Airframe Super 8 Folding bike」


 ・・・ん?今、「何でコレを購入できたんだよ!」というツッコミが聞こえたような気がします。
 まあ、そのツッコミを下さった方はご存知のとおり、日本では現在、この車体は一般に販売されていません。

 ・・・ということは・・・?

 実は、今回の「やってもーた」は、個人輸入っ!

 この自転車は、製造国であるイギリスから、ユーラシア大陸の上空を越えてやってきた物です。
 というわけで、今回の「やってもーた」は、本サイト初、グローバルな「やってもーた」でした。

 ・・・いやあ、まさかここまでやるとは、自分でも思わなかったですとも(^^;)(^^;)(^^;)。

 ちなみに、到着予告を行った6/11日は、この車体のオーダーと代金振込みが完了した段階になります。
 英国からの折り畳み自転車の個人輸入なら、A-bikeの例に倣って、1週間ほどで手元に届くだろうと思い、あんな書き込みをしたわけですが・・・。

 その後、英国のショップで車体の組み上げが行われている間にテロ未遂事件が発生し、出荷時に空港の貨物検査体制の強化などの混乱に巻き込まれたらしいことと、日本の通関で、通常よりなが〜い検査時間をとられた事から、到着まで時間がかかってしまいました・・・。
 (もちろん、到着したらすぐに走れるよう、6月中旬にはライトやボトルケージなどをイモヅルでやってもーてたのは、ご想像のとおりだ。 ^^;)
 まぁ〜、英国内でテロ未遂騒動があった直後に、UKから届いた荷物をX線透視したら、ケーブルが張り巡らされた金属パイプの塊が映った・・・というシチュエーションでは、自転車に偽装した爆弾かと疑われても仕方がないですが(笑:で済むのか?)。

 で、改めて紹介しますと、この「Airframe」は英国の精密機械用の配管素材&金属パーツメーカーであるシルクミード・チューブラー社が製造・販売している折り畳み自転車です。
 BSモールトンほどの快走性はありませんが、このクラスとしては軽量で、折り畳み後には車輪コロコロでの運搬も可能であるため、輪行メイン使用の車体として選択したものです。

 フレームは軽量アルミ合金製で、車体重量はドロヨケ、荷台込みで約11kg(!)。
 車輪は16インチで、パッと見は後輪にディレイラーが装着されていないため、軽さを優先し、変速機を排除した仕様に見えます(トレンクルみたいにね)。
 しかし、実は内装8段変速機(スターミーアーチャー製)を搭載しており、なかなか侮れない走行性能を持っている車体でもあります。


X-RF8
スターミーアーチャーの内装8段変速機、X-RF8
305%分のレシオがあり、走行性能はシマノのインター8(レシオ307%)と同等。
変速機の重量は1.50kgで、シマノのALFINEや、NEXUSインター8のハイグレードモデルより軽い。

この画像を撮った後、面白いことが起きた。
詳しくは、[Read more]以降で。



折り畳んだら、こんな形。
こちらが折り畳んだ状態。
前後方向圧縮型の折り畳みで、高さはカタログスペックで102cm。
(英国の名車、miniのトランクにすっぽり納まる大きさなんだとか)
自立しないため、コロコロ運搬はバランスが崩れやすく、意外に難しい。
輪行袋をストラップで肩から下げ、脇に構えるようにコロコロするのがベターかな?


 この車体、本国英国の自転車サイトでの評価を引用すると、「乗り味が独特で、日常用としては評価が分かれるところだが、腐食耐性が高く、ボート&ライドに最適。また、他人とはひと味ちがうアイテムが欲しい、と思っているエンスーにはぴったりの車体だ」ということです。

 ・・・青字部は、つまり私のこと?(^^;)
 いや、我ながら当てはまりすぎてる気がしますが・・・。

 ちなみに、この車体の個人輸入にかかったトータルコスト(送料、破損保険料、通関時に計上される消費税等も含む)は約16万円程度です。
 こんな額は、(一般的に)自転車に出す額じゃない、と言われる気がしますが(^^;)、この車体は、英国内での通常の販売価格が775ポンドですから、日本円に直すと186,000円()です。
 まあ、そこそこお買い得だった、と見て良いのではないでしょうか?(トラブルがなければね・・・)

 というわけで、この車体の乗車感は・・・ちゃんと試乗してからのご報告にしましょうか(^^;)。
 (ちゃんと試乗できなかった理由は、[Read more]以降に書きますが、激長覚悟で願います)

 それにしても・・・E-400の欧州限定発売時に、個人輸入という手段に行き着いていたら、私、どうなってたんでしょう・・・(怖っ!)。

)ポンドの為替レート
 購入手続き中だった、2007年6月現在のレートで、1ポンド≒240円(た、高っ!ドルやユーロより強いっ!)として計算している。
 実際には換金手数料がついて、1ポンド≒250円になったはずなので、この車体を英国内で購入すると、送料別で20万円近い価格になる(高っ!)。

 なお、個人輸入すれば、どんな物も安くなる、というわけではないので、ご注意。
 私が今回、個人輸入で有利な買い物ができたのは、安売りしているサイトを見つけたからです(衝動買いなのに、ここまで用意周到に話を進めたのは、直情的なのか冷静なのか・・・)。

 さてさて。
 わざわざ[Read more]をクリックして頂きましたので、お覚悟いただいた通り、色々長ーい話を続けましょう。

 この車体は7月7日の夕方に到着し、夜中までかけて、八分組の状態を、自己責任で何とか走れる程度に組み上げ、今朝から試走していました。
 で、何でそこまでやっておきながら、レポートできないかというと・・・早速、入院しちゃったからなんですね(^^;)。(ある意味、通販購入自転車のお約束だな、これ:泣笑)

 とりあえずこの車体、店での組み上げが悪かったのか、運搬中に何かあったのか、私の組み上げが悪い部分(ブレーキが片効きだったとか)以外にも、色々不調が出ていました。

 まず、右ペダル(何かがぶつかったような傷があった)を強く踏み込むと、軸が斜めに回転している感覚とともに、カリカリと異音が発生。
 ただし、これがペダルのベアリングが潰れているためか、BBまで駄目になっているのかは、私には判断不能(左を踏んだ時は問題ないので、多分、ペダルのみだと思っている)。

 次に変速。
 全8段中、まともに作動したのは1、2、3、5、8段で、4、6段はまるでギアが噛まずに空転。7段は、噛んだり抜けたりを繰り返すようで、ガリッという感覚とともに重くなったりスコッと抜けたりを周期的に繰り返すという状態。

 さらには、試走開始から2時間後、休憩後の漕ぎ出しでさあ、行くか、と漕ぎ出したら、ペダルがスカーン!と空転。
 反射的に、チェーンが外れた、と思ったのですが・・・外装変速車ならともかく、内装変速車でチェーンが外れるなんて、あまりありえない話です。

 おいおい頼むぜー、という気分で、車体をよく見てみると・・・外れたのはチェーンではなく、リアのスプロケ(歯車)そのもの。歯車が輪軸から外れて、カラカラ勝手に回転していおり、もちろんチェーンも一緒に外れて軸に咬んでいます。

 まだ昼前でしたが、これを見て瞬時に戦意喪失。
 まともに走らない車体を、甲州街道沿いから(輪行袋がなかったので)延々押して歩き、和田サイクルさんへ・・・(いい運動になったぜ、チクショー!)。

 和田サイクルさんには、13時半頃に到着。
 多忙の和田さんにかわり、けんゆうさんに見て頂くと、スプロケ外れの原因は、ハブにスプロケを固定するリングバネが劣化しており、それが原因だとのこと(瞬間で見抜いて頂いた)。普通なら(和田サイクルさんなら)、必ずチェックする部分だとの事です。
 しかも、スターミーの8段内装は国内ではほとんど出回っていない特殊な部品であり、さすがの和田サイクルさんでも適合部品がなく、修理不能とか・・・(ついでに、変速の段抜けの方もあわせて、ね)。

 ペダル&BBの方は、チェーンがちゃんと組み上がっていないと、どこが悪いか判断不能であり、最悪BBだった場合には、車体が特殊(国内未販売)なので、適合部品がなければそれまでよ、とのこと・・・。
 私の感覚では、多分ペダルなので、ここはどうでもいいや、と見切りをつけました(BBだったらマズいけどね ^^;)。

 で、販売店へのクレームとか、そういう事も色々考えましたが・・・。
 購入時のやり取りにかかった時間を考えると、今からコンタクトを取って、向こうに車体を返送(送料はコチラ負担)して修理を受け、またこっちに戻される、なんて面倒な事をやっている間に、金額がいくらかかり、時間も何週間がかかるか、わかった物ではありません。
 それに、何度も送ったり戻したりをしている間に、輸送中のトラブルが発生するリスクはどんどん高まる訳で、今とは別の場所にトラブルを抱えるようになるかもしれない、と考えたら、そっちの線は無駄な気がしてきました。
 (あ、付記しておきますと、今回の個人輸入で、間に入って頂いた個人輸入代理店の皆様には、本当に良くして頂きましたし、丁寧な仕事ぶりから、今度何かあったら、是非またお願いしたいと思っています。しかし、日本の自転車屋さんが瞬時に見抜いたトラブルを見抜けなかった販売店側には、あまり信頼を置けないのですよ、私は・・・。まあ、その辺が安売りされていた理由かもしれませんが・・・)

 そんな訳で、車輪がブロンプトンと同じ仕様である事を確認した上で、その場でシマノ・インター8への換装をオーダーしてきました・・・。
 (ただし、和田サイクルさんでは今、ブロンプトンのインター8への組み替えのバックオーダーをかなり抱えており、いつ頃上がるかは不明との事)
 いきなり修理で色々金がかかりそうですが、それでも、最初にこんな簡単なパーツ不良を見抜けない外国の店とアレコレやり取りしても、どこかに不安は残りますから、金はかかろうと、腕が確かな店で直して頂いた方が良いと思います。
 (持ち込みの車体を押し付けられた和田サイクルさんには、申し訳ないですが・・・)

 それにしても、今日の和田サイクル前には、沢山の方が来ておられましたが、私がAirframeを持ち込むと、「ん?何かいつも見るのと違うのが来たぞ?」とばかり、ささっと人垣が出来るのが・・・(^^;)。
 さすが皆様、目敏い!

 で、預かって頂く際には、省スペース化のため折り畳むのですが・・・私がキシキシ折り畳んでいると、周囲から小さく、「お?おお。お〜!」という声が(^^;)。
 (けんゆうさんも、おお〜!と嘆息しておられましたからね。実物を見たのは、初めて(?)だったようで・・・)
 まあ、コッチ系統で目の肥えた皆様に注目された事は、ちょっと嬉しいかも・・・。
19:07:58 | yo-ta | | TrackBacks
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