Complete text -- "山で出会った動物(哺乳類)の記録 Part 6 ニホンザル"

26 February

山で出会った動物(哺乳類)の記録 Part 6 ニホンザル

 ニホンザルに出会ったのは、「奥多摩むかしみち」の途中。
 水根集落から中山集落に向かう、崖沿いの山道でした。

 春の新緑の撮影のためにそこを歩いていると、頭上から突然、「ギャギャギャ」という声が響き、周囲の木々が派手に揺れました。
 うわ!何だ!と思って見上げると、数匹のニホンザルが慌てて逃げてゆく姿が見られました。
 こんな場所まで下りてくるのか、とちょっとびっくりしましたが、そこは落葉広葉樹の多い場所だけに、餌が豊富にある場所だったのかもしれません。

 あと、ニホンザルは、日原川流域で、崖から転落したのか、岩場に死骸が引っ掛かっているのを見かけました。
 サルも木から落ちる・・・というわけでもないでしょうが、山に精通しているはずの彼らでも、事故を起こして死んでしまうんだ、と思うと、彼らの何分の一か、という程度の生命力しか持っていない「ヒト」という軟弱な動物である私は、遭難事故を起こさないように十分、注意しないといけないんだな、と思わされたりしました。

 そういえば、ニホンザルといえば、違う意味での「日光猿軍団」には、会いたくありませんね。
 奴ら、ヒトのザックを勝手に開いて、中身を持って行きやがるからなぁ・・・。

 ・・・ええと、今週は超忙しいので、ショートバージョンでした・・・。
22:27:00 | yo-ta | | TrackBacks
Comments

M8 wrote:

私も日原で猿に出会いましたが、それに先立つこと1ヶ月ほど前、大菩薩嶺から福ちゃん荘のテン場に戻る最中、もう日没後であたりは真っ暗でしたが、ガサガサっという音にびっくりして立ち止まると、草むらの中の動物もピッタッと止まり、お互い息を殺して様子をうかがうこと数十秒、シッシッと声をかけると脱兎のごとく逃げ出したのが猿でした。
たぶん、あんな時間にあんな場所で人間が歩いているなんて、向こうも思っていなかったのでしょう。
それにしても、山中で何か分からない動物に出くわした時、相手が分かるまでの時間は緊張しますね。
02/26/05 22:47:55
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