Archive for August 2006

31 August

松島基地航空祭初見参の記録 午前後半

 夕方の地震で、この冒頭脱線に書こうと思っていた出来事を、きれいさっぱり忘れてしまいました(^^;)。
 突然、ドカンと来るんだもんなぁ・・・(まあ、地面の中から「今から地震いくで〜!」っという予告の声が聞こえても困るが・・・)。

 しかし、あれだけ突発的にグラッと来たのに、「ん?揺れた?」とのんきに呟いていた某同僚・・・。
 君は新幹線のガード下のビルでも寝れるやろ?

 では本題で、松島基地航空祭の続きです。
 淡々と流した午前前半ですが、午前の後半は凄いです。

 何といっても、実施されたのが、

 1.ブルーインパルス訓練飛行展示
 2.F-15J航過飛行
 3.F-2機動飛行展示
 4.松島救難隊救難飛行展示
 5.F-2模擬対地射爆撃展示


 ・・・お腹いっぱいでんがな(^^;)。
 ブルーの訓練飛行展示は、「」のサイトのColumnで紹介しているので割愛するとして、2.〜5.までのメニューが、たったの2〜3時間のうちに実施されるわけですから・・・。
 いやいや、その密度と来たら、お好きな人にはたまらないほど、物凄い物がありますよ・・・。

 ただし、撮影者としてちょっと問題になったのは・・・。
 ブルーインパルスの訓練飛行展示の頃から、航跡を追う途中で、ファインダーに太陽が被ることが多くなり、まぶしさで「んぐっ!」っと目を逸らしたくなる事が多くなりはじめたことで・・・。

 こういう時のお供のPro Trekがお亡くなりになって、今自分が向いている方位がわからない(おかげで仙台市内で迷った迷った・・・。「人並み以上の方向感覚の持ち主」という看板、下ろします。マジで・・・)ため、周囲の観覧者の影を見たら・・・。

 南向きやん(爆)。

 そら、撮影者には酷過ぎる、逆光って奴でんがな!

 今まで訪れていた航空祭(百里、入間)では、北向きにに飛行展示を見るのが普通だった(百里:北西、入間:北東)ため、撮影時の光線条件については全く考えていませんでしたが、これは厳しい(^^;)。
 おかげで、機動飛行で高空に駆け上がる系の飛び方をする機体は、青空をバックにした黒い三角形にしかなっていない画像が多すぎ・・・(爆)。

 いやあ、これには参ったね(^^;)。


F-2機動飛行中
とりあえず、何とか撮れた画像の一部。
F-2支援戦闘機の機動飛行。
百里基地でも見ているが、松島はホームグラウンドということもあり、
より派手な内容が多かった。



F-15J航過飛行中
F-15Jの航過飛行で、高G旋回中の機体を狙った物(天地はこれで正しい)。
アフターバーナーの炎は、どピーカンな天気でもはっきり見える。
なお、「ただいまから、F-15Jの航過飛行を行います」というアナウンスがあったとき、
地上展示のF-15Jはエンジンを回していなかったため、何の冗談かと思っていたのだが・・・。
どうやらこの機体は百里基地から直接、飛んできた模様。



U-125物資投下
救難機U-125は、百里救難隊の展示より低空を飛び、
救難物資を遭難者に投下する所も見せた(上画像)。
頭上すれすれを飛んでいくスカイブルーの機体は、
戦闘機とは違う迫力があった(やりますねぇ・・・)。



メディックのパラ降下
んで、こちらはUH-60Jからパラ降下したメディック(救難員)。
ちなみに、発炎筒と旗は、航空祭スペシャル装備。
もちろん、スリング(ホイスト)降下も見せたが、
パラ降下までやるとは思わなかった(やりますねぇ・・・)。

なお、最近はメディックの中に、救急救命士や医師の資格を持つ人も増えているとか!
化物じみた体力の上に、神級の頭脳を持った隊員・・・。スゴすぎ・・・。



UH-60Jデモ飛行中
UH-60Jのデモでは、白橙レスキューカラーの機体を使用(某アニメを意識か?:笑)。
ホバーリングから機種下げでお辞儀、とか、回転翼ならではの機動をたっぷり披露。
救難隊の展示中は、昼飯の調達に行ってしまう人が多いのですが、
今回、少なくとも私は、見ていて良かったと思わされましたね。


オマケ

コンバットレスキューカラーのUH-60J
帰投飛行で滑走開始位置あたりに移動したところ、洋上迷彩型のUH-60Jがチラッと見えていました。
テールが隠れており、チャフとフレアのディスペンサーの装備状況までは見えませんでしたが・・・。
来年は、このコンバットレスキュー仕様のUHが飛ぶのを見てみたいものです。
(んで、海外のヘリショーみたいに、派ッ手〜にフレアをばら撒いて・・・)

あ、ついでに陸自さん、アパッチロングボウの展示もヨロシク。
(あの"アパッチ"が、自衛隊に導入されることになりました。皆さん、知ってました?)

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30 August

松島基地航空祭初見参の記録 午前前半

 航空祭を本当に楽しみたい皆様は、午後のブルーインパルスのフライトだけでなく、午前中から会場を訪れるべきだと思います。
 なぜなら、ブルーインパルスは確かに見事な曲技飛行を披露してくれますが、それはある意味で、どの基地の航空祭でも見れるものです。

 その基地所属の部隊(&ゲスト部隊)による訓練の成果披露は、その日の午前中に行われますから、それを見ずして「その基地の」航空祭を楽しんだとは言えません。

 というわけで、仙台を朝一番の快速電車で出発して訪れた松島基地。
 航空祭はオープニングフライトという、その基地所属部隊機による航過飛行(ウォームアップがてら、普通に空を横切る)からはじまります。

 私の場合、このオープニングフライトを狙う所から、航空祭の本番がはじまります!


オープニングフライト
松島基地の今年のオープニングフライトは、
救難機、U-125(後日ゆっくり紹介)の単機による航過の後、
T-4 B.I(予備機 ^^;)+T-4×2機+F-2×2機の混成編隊が来て・・・



F-2オープニングフライト
最後はF-2×6機のデルタ編隊がやってきました。
この後、F-2は3機ずつのエシェロン編隊(斜め整列)に移り、
会場上空でコンバットブレークによる編隊解散を見せてくれました。


 また、朝一番のフライトは、飛ぶ速度もそんなに速くないので、撮影に体を慣らすにはもってこいです。
 これから次々、派手な機動飛行が待っているのですから、ここで十分にカンをつかんでおくと、一日の成果が全然違うものになるでしょう。


ブルーJr.
そんなこんなをしているうちにはじまった、
ブルーインパルスJr.の展示飛行(?)。
コミカルでありながら、なかなか難易度の高い技を披露してくれます。
ちなみに、これはブルーインパルスの地上要員が作っているクラブチームです。


 基地によっては、こういう「ジュニア」な皆様の展示飛行(?)が楽しめたりもします。
 お楽しみは、空の上だけではありません!

 とにかく、「午後だけでいいやぁ」とか言って、朝一番出発を渋ったりするのは、こういう「お楽しみ」を全部、見逃している事になるわけで・・・。
 もったいないですよ〜、ホントに。

 なお、各地の航空祭観賞のために計画されているバスツアーは、聞いた話では、ブルーインパルスのフライトだけを見れればよい、という時間行程が取られている場合が多いようなので、私的にはあまりお勧めではないですね・・・。
 面倒でも、自分のプランで行動するのが一番かと思います。


F-16複座型
そして気になったのがこの機体。
米軍機、F-16ファイティングファルコンなのだが、
百里で見た機体より、キャノピーが大きい。
で、よーく見たら、複座型だった。
通常は単座の機体なので、訓練用なのだろうか?
それとも、WSOを配置した運用も考えているのか・・・?

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29 August

シグマから、謎のフラッシュムービー公開される

 交換レンズメーカーとして有名なシグマから、次期デジタル一眼レフと見られる機体の、フラッシュムービーが公開されています。

 SIGMA SD14(シグマの特設サイト?)

 フラッシュムービーを最後まで辛抱強く見ると、「Japanese Edition」のメニューが出るので、それを押せば日本語訳付きのムービーが見れます。

 その内容を見ると、どうやら次期シグマ機は、FOVEONセンサー搭載の、Raw撮影専用機・・・という所でしょうか?
 まだ第一報だけのようですが、合間に挟まれる画像がこの機体で撮られたものだとしたら・・・。

 なんか、大穴で注目機が登場してきたような、そんな気がします。

 ちなみに、最後に表示されるマウント部の画像と、手元のE-1のマウント部を比べてみたら・・・微妙に構造が違うみたい(^^;)。
 フォーサーズマウントではない・・・のかな、やっぱり・・・(正式発表があるまで、わかんないけど・・・)。
22:57:20 | yo-ta | | TrackBacks

松島基地航空祭初見参の記録 前夜〜会場入り

 航空祭観賞のため、ほぼ予定調和気味に月曜を追加休暇にしたら、体がなまってしんどくて仕方がなかったです(^^;)。
 これで、明日からは外仕事・・・。

 うああ・・・体が持つかどうか・・・。

 では本題です。
 いやあ、航空祭としてはとても面白かった松島基地航空祭(2006年)ですが。
 初見参という事もあって、色々勝手が分からず、苦労しまくりでした。

 まず第一に、行くと決めたのが2〜3日前。
 この時点で、松島基地へ至る交通機関その他の情報を全く知らず、松島基地自体が宮城県、という事は知っていても、そのどの辺りになるかを知らず・・・。

 仙台から仙石線で一本だ、と知ってから、仙台で宿を探しはじめましたが、土曜昼までネットに張り付いて、見事に完全満室。
 仕方なく、野郎一人のフットワークを活かして、事前に調べてあった、入店後24時間滞在OKというサウナに転がり込む事にしました。

 このサウナ、最初は平和で、今後の移動の拠点にもしようか、と考えるほどだったのですが・・・10時を過ぎ、11時を回った頃から急激に人が増加しはじめます。
 そのうち、ろれつも足取りも怪しい、太めという表現を通り越した酔っ払いが、仮眠室の隣の台に陣取り、そこでさらに缶チューハイをグビグビとやりはじめました。
 いや〜な予感がしたものの、もう他に空いている場所もなく、さらに入ってくる人達は床にごろ寝、という状態だったので、翌日を考えて眠ろうと目を閉じると・・・しばらくして、隣から「グオォグッ、グオォォォッ」という、物凄い音がしはじめました。

 この隣人はもともと、そこに立っているだけでぶん殴りたくなるような太り方で、もとより気道が閉塞気味であろう体形である上に、変な姿勢で喉が塞がり、さらに加えて、大口を開けて寝ていたため、普通にグースーと響いてくるレベルをはるかに超えた、異常なまでの騒音になったいびきをかいていたようです。
 その音の酷さに、私の周囲の人も、何だ?という感じで体を起こすのがわかりましたが、やはりどうにもならないので頭から毛布を被って寝ようとしていたようです。
 とにかく、体形と、その音が出る時の腹のボヨンボヨンという動きから、まさにガマガエルという表現がぴったりであり、見れば見るほど腹立たしくなってくるので、私は何度、その腹に全体重を乗せたストンピングをぶちかましたかった事か・・・(まあ、どうせアレでは早死にするからいいや)。

 しばらくして、ガマガエルは寝返りを打ち、姿勢が変わると騒音が沈静化。
 やれやれ、これで寝られる、と思ったら・・・数分ほど経って、今度は私の頭側の客の所から、「キリクリキリクリ、ギッ、ガキッ」という金属音が立ちはじめます。

 歯ぎしりです(爆)。

 集団宿泊時(修学旅行や合宿等)に、こういう迷惑な連中ほど先に寝てしまう、という法則は、どうやらマーフィーの法則を越えた永遠の法則のようです。

 そのうちガマガエルが復活し、とんでもない騒音の累乗を喰らう事になったため、私はもう、「とにかくジッと動かず目を閉じて、体力温存を図る」という、山小屋宿泊スタイルを貫く事にしました・・・。

 が、結局耐えられずに、予定時間を一時間早めて行動開始。
 もう一度軽く風呂を浴び、チェックアウトを済ませると、地下鉄の運行開始を公園のベンチで待ってから仙台駅〜仙石線乗り換えで、松島基地へと向かいました。
 東北地方の早朝の空気は、関東の超高湿の熱帯夜に苦しんでいる体には羨ましいほどひんやりと気持ち良く、初秋の気配さえ感じさせてくれていました。

仙台地下鉄の駅
この日撮った最初の一枚。
運行がはじまる前の仙台の地下鉄の駅。
誰もいない・・・。
東京都心部なら、始発帰りの人達が結構いるのに・・・。


 ・・・さて、仙台駅で仙石線に乗りかえ、うまく座る事ができたので、疲労回復のため・・・というか、体が当然の反応のように全ての機能を停止・・・。
 周囲が慌ただしくガサガサはじめた気配で目を覚ますと、松島基地の最寄駅である矢本駅に到着する所でした(というわけで、その間の記憶は全くナシ ^^;)。

 駅の改札を抜け、ここから先の道は・・・知らん(笑)。
 そういえば、案内地図を打ち出してくるの、忘れてたぞ(^^;)。
 まあしかし、こういう日だから・・・同じような臭いを感じさせる人のあとをついて行けばいいや・・・。

 というわけで、ブルーインパルスのエンブレムが刺繍されたキャップを被ったり、ジュラルミンのカメラケースを抱えたりしている人達の列について道を進み、無事、松島基地北門に到着。
 百里に続く、今年二回目の航空祭は、晴天の空の下ではじまろうとしていました。

20:47:33 | yo-ta | | TrackBacks

27 August

航空祭終了。

松島基地航空祭も、晴天の中、終了しました。

…しかし、これから帰り道の混雑は、想像を絶するものがありそうな…。
仙石線の運送能力に期待しましょう。

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